製品特長Product features
Concept Movie
夢の超高精度を叶えた、3つの特許技術
デジタル×AI技術で、ヒステリシス問題を解決
圧力変化をダイアフラムで受け、ひずみ素子などで電気変換する液位計測では、圧力の上昇/下降時に生じる検出電位にヒステリシス(履歴現象)が発生。計測誤差が大きく、精度を悪くする原因になっていました。
LAXは、「L-CORE」に搭載する圧力センサーのゼロ点補正、デジタル処理およびAI技術を組み合わせ、このヒステリシス問題を解決。計測レンジ±10mmの超高精度を達成しました。
さらに、圧力計受圧面における電蝕やカルシウム付着問題も、液面とダイアフラム面との間に空気溜まりを作り、デジタル処理を行うことで解決しています。
ムサシノ独自の3件の特許技術(申請中含む)により実現した、高度なデジタル処理とAI技術。アナログでは実現できなかった夢のような性能を提供します。
LAX-WAC ダイヤフラム式計測ヘッダー
液に触れずに計測が可能!
業界最高水準の計測精度を実現!
レベルマスターに準ずる±25mm
ムサシノが独自開発したパルスパージ方式(特許技術)により、高い計測精度を実現しました。一時的に大きな圧力で圧縮空気を排出し、計測時点で停止。配管内の圧力損失や圧力のふらつきを無くすことができ、正確な液量計測が可能になります。
この方式により、ヒステリシス(履歴現象)を抑え、高精度な液量計測を実現しています。
精度 | |
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LAX-PH・LAX-WAC | ±25mm |
計測精度試験
白河工場 LAX実測データ
独自のモジュール(MIU)を自社開発
船内のあらゆるデータを取り込むことのできる独自開発されたインターフェース MIU。アナログ/シリアル/接点信号、バルブ、LANなど、各種データを取り込めるノード(結節点)で構成されています。
取り込みたいデータに対応する各種ノードの組み合わせで、さまざまな監視や制御といった荷役に関わる機器の管理を、他社のものも含めて一元化できます。
大気圧自動補正(特許技術)・温度補正により高精度を実現
高精度を実現するもうひとつの機能として、自動補正機能があります。パルスパージ方式では空気を排出しない間、定期的に自動で大気圧データを取り込むことで、常時ゼロ点補正を行っています。その結果、パネルの設置場所の制限がなく、圧力検出部の経年変化による誤差も生じずに、長期に渡って安定した高精度を維持できます。
また、液量計測を行う圧力センサーは使用する温度条件で誤差が出やすいため、温度についても補正しています。
主な仕様Main Specifications
方式 | パルスパージ式 |
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電源 | AC100〜220A |
精度 | ±25mm/LAX-PH、LAX-WAC |
保護等級 | MPPユニット:IP44 アラームパネル:IP22 |
エア品質 | 計測用ドライエア |
使用限度環境 | 5〜55℃(MPPユニット/アラームパネル) |
インタフェース | LAN、RS485 |
取扱船級 | ABS、BV、CCS、DNV、KR、LR、NK |
検出器Detector sensor
用途に合わせた各種検出器
用途に合わせて従来のタンクトップに据え付けるTOP MOUNT型のパージヘッドに加えて、飲料・清水タンクやE/Rの置きタンク用に空気をタンクに排出しないパージヘッド「WAC」、2点計測が1台で可能な「ADM」の3タイプをラインアップ。パージヘッドにドラフトチャンバーを適用した喫水計、船体傾斜を正確に測れるトリムヒール計もあります。
LAX-PH
シンプルな構造でメンテナンスフリー。
精度:±25mm
適用タンク:バラストタンク、FO/DOタンク、喫水計
LAX-ADM
Fail Safety機能付き。警報発生後も液量計測可能。
精度:±30mm
適用タンク:イングレスアラーム、ビルジアラーム
LAX-WAC
ダイヤフラム式。無気泡で計測可能。
精度:±25mm
適用タンク:飲料水タンク、清水タンク、セットリングタンク、ストレージタンク、サービスタンク、その他置きタンク