CTMSの適用船Applicable ship

- LNG船(外航・内航)
- LNGバンカリング船
システムの特長System features
特許技術「誘電率推定法」であらゆる産地のガスを正確に計測
LNGはメタン・エタン・プロパンなどで構成されていますが、産出地によってその構成比は異なります。この構成比の差異が、液面計測においては誤差につながります。
ムサシノ機器は特許技術「誘電率推定法」を開発し、独自の計算式で構成比の差による誤差要因を除去。計算は自動で行われるため、本船でローディング毎に設定を変えたりする必要のない使い勝手の良さも特徴です。

デジタル信号技術とAll-in-Oneコンセプトで省配線とスマートな設計を実現。
液化ガスの計測には、液面計、圧力計、温度計など様々な機器が要求されます。こうした機器からの信号をムサシノ独自のデジタル信号処理を施し、一元化。一本のケーブルで制御盤に信号を送り、艤装に必要なケーブル本数を削減します。
また、上記の機器は一つの端子箱に収納してアクセスホールを削減しました。
端子箱内の機器は計測ユニット毎に分割され、メンテナンスも容易です。
タンク内構造物:シンプルで強固な設計
LNG船カーゴタンクのタンク内構造物は、長期にわたる過酷なスロッシング条件に耐えられることを求められます。
ムサシノ機器のCTMSは、スロッシングモデルによるシミュレーションを実施し、40年以上にわたるスロッシングに耐えられる強度が実証されています。
システム構成System configuration
液面計 【LEX1L2】
計測方法 | 周波数変調方式(FMCW) |
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計測範囲 | 0.5~50m |
分解能 | 1mm |
精度 | ±5mm |
使用周囲温度 | -30〜+70℃(電装箱) |
本質安全規格 | Intrinsically Safe Type Ex ia IIC T5 |
保護等級 | IP66 |
材質 | SUS316L |
温度計
計測方法 | PT-100 4線式温度センサー |
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計測範囲 | -180〜+100℃ |
精度 | ±0.2℃(≦-145℃) ±1.5℃(>-145℃) |
分解能 | 0.1℃ |
圧力計
計測方法 | ストレインゲージ式ダイアフラム圧力計 |
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計測範囲 | +80~140 kPa |
精度 | ±1.0% F.S. |
分解能 | 0.1 kPa |
材質 (ダイアフラム) |
SUS316L |