2023.12.22

実績紹介  LCO₂実証試験船 「えくすくぅる」

ニュース

国内CCUS用LCO₂実証試験船「えくすくぅる」
Tank Level Gaugeを納入

 2023年7月に開催されたIMO(国際海事機関)MEPC80(第80回海洋環境保護委員会)で、「2050年頃までにGHG(温室効果ガス)」排出量ゼロ」を盛り込んだGHG削減戦略が採択されました。
二酸化炭素(CO₂)を回収して転換利用や貯留を行うCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)は、GHGネットゼロを実現するための有効な手段として大きな注目を集めています。
CO₂の排出地と貯留地・活用地は離れていることが多いことから、CO₂を安全かつ低コストで輸送する手段として液化二酸化炭素運搬船(LCO₂船)は将来的な需要の拡大が期待され、2030年代までにCO₂海上輸送のためのLCO₂船需要は約150~250隻との予想もあります。

このたび、ムサシノ機器はこれまで液化ガス輸送船で培った実績を活用し、世界初のLCO₂船に搭載される舶用タンクの液面計システムを担いました。
今回の納入を契機に、LCO₂船の液面計測システムに積極的にご提案させていただき、GHG排出削減、社会の脱炭素化に貢献したいと考えております。

実証試験船はLCO₂,LPG等の貨物に応じて積み分けしますが、液種を選ばず計測が可能なフロート式液面計はTank Level Gaugeに適しています。

 

【SCOPE OF SUPPLY】

LCO2.jpg
1) LEVEL MASTER ×2sets
  - Level

2) LEVEL SWITCH ×2sets
  - High-High Level Alarm
  - High Level Alarm

3) Local Digital Indicator ×2sets
 
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